デジタルばかりが能じゃない

最近、目覚まし時計が壊れてしまいました。長針を12に合わせると、短針が二つの数字の間に来てしまうようになったのです。これでは目覚まし時計としては使い物になりませんので、新しいものを買ってくることにしました。

さて売り場に着たはいいものの、置かれているのはどれもデジタル文字盤の時計ばかり。確かに、今はアナログ文字盤でも電池式で中に電子回路が入っていることがほとんどです。今回の私のように針が壊れてしまうことも考えればデジタル文字盤の方が安心できるかもしれません。ですが、それでも私はアナログ文字盤の方が好きなのです。

暫く売り場を探すと、裏手の方にアナログ文字盤の時計は集められていました。その中から自分の気に入るものを探すと、頭にベルが付いた古典的な目覚まし時計を複数発見しました。私は生来レトロな雰囲気を出すものが大好きだったので、早速これらのタイプを選ぶことにしました。

幾らか悩んで決定したのは、如何やら全体が銅で出来ていると思しき茶色い時計でした。サイズも大きい分だけベルも大きく、さぞいい音を立ててくれるに違いないと考えたためこれに決定しました。

早速家に帰って音を鳴らすと、ひどく耳に障る音がします。この音ならば、以前の「ピピピ」といった音よりも却って目が覚めるでしょう。実際に眠って確かめてみたところ、一瞬で起こされてしまいました。やはり、私にはデジタルが全てではないようです。